時の蔵ー時の小路ー時の壁   コンペ入賞案
下館市「時の蔵」と名付けられた石蔵ギャラリーの付帯施設であるトイレの設計コンペ案である。 ギャラリーが地域の文化的遺産を守り、発信する役割を有している。そこでその付帯施設であるトイレにも その役割を延長させ、蔵に挟まれたアプローチを「時の小路」と名付け、利用者に地域の情報を発信し、また石蔵 そのものも再認識してもらえる空間をつくった。さらに大きな壁「時の壁」を設置し、小路に向かって地域文化の 情報や作品を展示することができる。壁は高さ方向、平面的に円弧を描いており、小さな通路スペースの奥行き感を 出している。素材は淡く周囲を映し出す溶融亜鉛メッキ鋼板とし、施工精度、工期短縮によるコスト削減の点から 工場制作、現場据付の案としている。

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