2011  SK HOUSE    
築31年のマンションのスケルトンリノベーション。 夫婦2人の住まいで、改修前は3LDKであった。 普段使われていない2部屋(和室、洋室2)は、 物置として使用されていた。 特に洋室2には、非常に大きな梁が通っており、 空間を分断していたため、居室としては落ち着か ない空間となっていた。 そのマイナスの要素であっ た梁を、思い切って全て見せ、 そこを玄関土間と して再生させた。 また十分な収納を設けることで 玄関でありながら、オープンな納戸の機能ももた せた。 共働きで、忙しい夫婦の生活スタイルに合わせ、家事がスムーズに行える動線(プライベート 動線)を確保した。 玄関土間から、水廻りスペー ス、そしてベッドルームまでつながっている。 また 玄関土間からは、フリールーム、ダイニング、リ ビングといった、パブリックな空間がつながり、ま とまった大きな空間として生み出した。 パブリック空間とプライベート空間が、回遊性の ある動線を確保することで、床面積全てを有効 に使える空間となり、 お互いの気配を感じるこ とができる空間として生まれ変わった。
photo by 長谷川 健太

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